北海道出身の津軽三味線奏者、今井由美子は、その力強い演奏と情熱的な歌声で多くの人々を魅了している。三味線への深い愛情と日本の伝統音楽への情熱は、長年にわたり人々の心に響き続けている。
全国民謡連盟北海道支部連合が主催する第30回記念民謡発表大会では壮年の部で優勝を果たし、日本民謡協会の令和元年度民謡民部全国大会でも成人部で入賞を果たした。
さらに、令和6年にはNHKのど自慢千歳大会に出場し、津軽三味線と民謡の魅力を全国の視聴者に届けている。
また、演奏家としてだけでなく、教育者としても和楽器の魅力を伝え続けている。
福祉の専門学校で教員として勤め、学生たちに津軽三味線や民謡の指導を行い、学生と共に高齢者施設を訪れ、民謡発表を通じて人々に笑顔と癒しを届けてきた。
その活動は幅広く、地元のカフェやバー、カラオケ大会、ピアノの発表会など、さまざまな場所で津軽三味線の演奏を披露。
福祉施設では民謡の弾き語りや民謡教室での伴奏も担当し、幅広い層に日本の伝統音楽を親しみやすい形で届けている。
その演奏には、津軽の風土と深い情熱が込められており、聴く人の心をつかんで離さない。今井由美子の津軽三味線の音色は、日本の伝統文化の美しさと力強さを感じさせると同時に、新たな世代へとつなげる架け橋となっている。